行き当たりばったり、在来線で ④九州脱出、瀬戸内海を渡り...
行き当たりばったり、在来線で ③九州上陸
のつづきです。
2016年12月27日
博多駅前のネットカフェで「夜が明けるのを待」った私は、まだ暗いうちに6:00発の小倉行きに乗るべく博多駅へ向かった。
博多駅から発車を待つ小倉行き普通列車
停車中の787系特急電車。
海外の鉄道にも見える、独特なデザインの車両の一つだ。
個人的には、子供の時から「電車図鑑」なんかで見ているだけに実物を見られるのは大興奮である。
次はぜひとも乗って旅行してみたいものだ。
博多を出た列車は、北九州の工業地帯へ通勤する客を詰め込み東へ進む。
7:29 小倉到着。
本州へ向かう列車に乗り換える。
7:36発 下関行き
昨日と同じように、門司を出た列車は関門トンネルを抜け本州へ渡った。
車内には制服姿の高校生がいた。毎日、海を越えて通学しているのかと感慨深くなったが、海を越えると言っても数㎞しかないわけで、やはり関門間の往来は気軽なのだと感じられる。
あっという間に下関に到着(7:51)
ここからは再び「黄色い電車」に乗り、東へ進んでいく。
8:12発の新山口行きに乗る。
本当は山陰本線で東へ進みたい気もしたのだが、なにせ十分な本数がないのだ...。
下関を出てしばらくしてからのことである。
列車がある踏切に差し掛かったとき、列車は急ブレーキをかけ止まった。
「ただいま、踏切で非常停止ボタンが操作されたため緊急停止しました」との車掌の声が響く。
事故で運転が取りやめになったら、この先の行程は滅茶苦茶だ。
取りやめでなくても、遅れだって接続では命取りとなる。
冷や冷やした。
しばらくして
どうやら踏切の安全確認は取れたようで、列車が動き出す。
大した遅れではないので一安心。
9:22 新山口着。人はまばらであったが、コンコースは綺麗だった。
並ぶ「黄色い電車」。
9:47発、岩国行きに乗る
列車は防府、徳山と走っていく。
車窓右手に工業地帯が見えてくる。
海が見えてきた。瀬戸内海だ。
やがて、天気も晴れてきて穏やかな瀬戸内海が見えてきた。
美しい工業地帯と、うっすらと虹が見える。
岩国基地に関連する飛行機だろうか。
複雑な造形、美しい工場だ…
11:49 岩国到着。
乗り換えるのはなんと、新型の227系である。
11:56発の糸崎行きに乗る。
再び広島県内を東へ”素通り”。
14:03 三原到着。
三原は昨日降りた、糸崎より一駅西である。
始発の岡山支社の列車に乗る。
14:15発の岡山行きで、一気に岡山へ向かう。
青色が美しい瀬戸内海。
本州と瀬戸内海の島々、四国を結ぶ橋が見える。
広島県を抜け、岡山県に入っていく。
15:48 岡山駅到着。
瀬戸内海を見ていたら、渡りたくなってきてしまった。
16:12発の高松行きマリンライナーで、四国へ渡ってみる。
一番前の車両は眺めの良い二階建て車両なのだが、指定席グリーン車であるために18きっぷは利用できず、別途乗車券も購入しなければならない。
今回はお金もないので、一般車に乗る。
妹尾、児島といった岡山県内の駅を抜けていく。
列車は瀬戸大橋に差し掛かった。
時間帯がちょうどよかった。
列車右側(西の方向)を見ると、瀬戸内海に沈んでいく夕日が見られた。
クレーンのシルエットが大変美しい。
四国、香川県に入った。
夕日が橋脚の間に沈んでいく。
坂出に停まると、次は高松だ。
17:05 高松到着。「さぬきうどん駅」という副駅名もあるようだ。
折り返しの時刻を待つ快速マリンライナー。
5000系という形式名は、国鉄当時からの「法則」に従うJR他社とは異なり、独自の形式名をつけるJR四国らしいものとなっている。
高松駅。琴電の高松築港駅まで歩こうかとも考えたが、雨が強いのと時間もそこまでないことから断念した。
駅構内にあるうどん店に立ち寄る。お腹も空いていたのでちょうどいい。
全面にアンパンマンのラッピングが施されている8000系特急列車。
高松駅には四国各地の列車が集まる。
高松17:40発、岡山行きのマリンライナーに乗る。
外はもう真っ暗だ。
18:32 岡山到着、19:17発の姫路行きに乗車。
姫路21:17発の新快速列車で、一気に北上。
23:45に、滋賀県は彦根に到着。
ここで某T氏宅に泊めさせていただく。
久々に人権のある部屋で「睡眠」ができる。何たる幸せだろうか。
オムライスをご馳走になった。幸せである。
ありがとうございました...。
つづく。
のつづきです。
2016年12月27日
博多駅前のネットカフェで「夜が明けるのを待」った私は、まだ暗いうちに6:00発の小倉行きに乗るべく博多駅へ向かった。
博多駅から発車を待つ小倉行き普通列車
停車中の787系特急電車。
海外の鉄道にも見える、独特なデザインの車両の一つだ。
個人的には、子供の時から「電車図鑑」なんかで見ているだけに実物を見られるのは大興奮である。
次はぜひとも乗って旅行してみたいものだ。
博多を出た列車は、北九州の工業地帯へ通勤する客を詰め込み東へ進む。
7:29 小倉到着。
本州へ向かう列車に乗り換える。
7:36発 下関行き
昨日と同じように、門司を出た列車は関門トンネルを抜け本州へ渡った。
車内には制服姿の高校生がいた。毎日、海を越えて通学しているのかと感慨深くなったが、海を越えると言っても数㎞しかないわけで、やはり関門間の往来は気軽なのだと感じられる。
あっという間に下関に到着(7:51)
ここからは再び「黄色い電車」に乗り、東へ進んでいく。
8:12発の新山口行きに乗る。
本当は山陰本線で東へ進みたい気もしたのだが、なにせ十分な本数がないのだ...。
下関を出てしばらくしてからのことである。
列車がある踏切に差し掛かったとき、列車は急ブレーキをかけ止まった。
「ただいま、踏切で非常停止ボタンが操作されたため緊急停止しました」との車掌の声が響く。
事故で運転が取りやめになったら、この先の行程は滅茶苦茶だ。
取りやめでなくても、遅れだって接続では命取りとなる。
冷や冷やした。
しばらくして
どうやら踏切の安全確認は取れたようで、列車が動き出す。
大した遅れではないので一安心。
9:22 新山口着。人はまばらであったが、コンコースは綺麗だった。
並ぶ「黄色い電車」。
9:47発、岩国行きに乗る
列車は防府、徳山と走っていく。
車窓右手に工業地帯が見えてくる。
海が見えてきた。瀬戸内海だ。
やがて、天気も晴れてきて穏やかな瀬戸内海が見えてきた。
美しい工業地帯と、うっすらと虹が見える。
岩国基地に関連する飛行機だろうか。
複雑な造形、美しい工場だ…
11:49 岩国到着。
乗り換えるのはなんと、新型の227系である。
11:56発の糸崎行きに乗る。
再び広島県内を東へ”素通り”。
14:03 三原到着。
三原は昨日降りた、糸崎より一駅西である。
始発の岡山支社の列車に乗る。
14:15発の岡山行きで、一気に岡山へ向かう。
青色が美しい瀬戸内海。
本州と瀬戸内海の島々、四国を結ぶ橋が見える。
広島県を抜け、岡山県に入っていく。
15:48 岡山駅到着。
瀬戸内海を見ていたら、渡りたくなってきてしまった。
16:12発の高松行きマリンライナーで、四国へ渡ってみる。
一番前の車両は眺めの良い二階建て車両なのだが、指定席グリーン車であるために18きっぷは利用できず、別途乗車券も購入しなければならない。
今回はお金もないので、一般車に乗る。
妹尾、児島といった岡山県内の駅を抜けていく。
列車は瀬戸大橋に差し掛かった。
時間帯がちょうどよかった。
列車右側(西の方向)を見ると、瀬戸内海に沈んでいく夕日が見られた。
クレーンのシルエットが大変美しい。
四国、香川県に入った。
夕日が橋脚の間に沈んでいく。
坂出に停まると、次は高松だ。
17:05 高松到着。「さぬきうどん駅」という副駅名もあるようだ。
折り返しの時刻を待つ快速マリンライナー。
5000系という形式名は、国鉄当時からの「法則」に従うJR他社とは異なり、独自の形式名をつけるJR四国らしいものとなっている。
高松駅。琴電の高松築港駅まで歩こうかとも考えたが、雨が強いのと時間もそこまでないことから断念した。
駅構内にあるうどん店に立ち寄る。お腹も空いていたのでちょうどいい。
全面にアンパンマンのラッピングが施されている8000系特急列車。
高松駅には四国各地の列車が集まる。
高松17:40発、岡山行きのマリンライナーに乗る。
外はもう真っ暗だ。
18:32 岡山到着、19:17発の姫路行きに乗車。
姫路21:17発の新快速列車で、一気に北上。
23:45に、滋賀県は彦根に到着。
ここで某T氏宅に泊めさせていただく。
久々に人権のある部屋で「睡眠」ができる。何たる幸せだろうか。
オムライスをご馳走になった。幸せである。
ありがとうございました...。
つづく。