或る旅2

おでかけ記録です。ライブドアからはてなに移転しました

行き当たりばったり、在来線で ⑦さらに北へ…

行き当たりばったり、在来線で ⑥中央西線で山を越える
のつづきです。

2016年12月29日
長野で一晩明かした私は、さらに北に向かうべくしなの鉄道北しなの線の列車に乗り込んだ。

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6:24発
この北しなの線北陸新幹線の金沢開業に伴い第三セクター化された、旧・信越本線区間である。
JR線ではないので、ここまで使ってきた青春18きっぷは使えない。

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列車はえちごトキめき鉄道との接続駅である妙高高原まで向かう。

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夜明けの豊野駅。 
長野市街はそこまでではなかったが、しばらく走ると雪景色が見えてきた。
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もやがかかっていて、いかにも寒そうである…。

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空が明るくなってきた。

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7:07妙高高原に到着。
7:11発の直江津行きに乗り換える。反対側のホームなので急いで飛び乗る。

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7:11 列車は定刻通りに動き出す。

ガタン…
すると、いきなり私が乗っていた隣の車両(最後尾)の電気が消えた。
最初は「そういう仕様」なのかと思ったのだが…。
列車が急停車する。
「ただいま車内の点検を行います」とのアナウンス。

えちごトキめき鉄道の職員の方たちが最後尾の車両の内から外から確認している。
約15分くらいだっただろうか、列車は妙高高原駅で足止めを食っていた。
しばらく経って、最後尾の車両の電気が点灯。
それからすぐに、運転再開の旨が告げられたのであった。

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列車は遅れを取り戻すべく、速度を上げていく。

私自身の懸念事項としては、直江津駅からの乗り継ぎがうまくいくかという点であった。
念のため、車掌氏に尋ねてみたところ、
「この遅れだったらその列車には間に合う」とのことだった。

確かに本来の時刻で行ったとしても30分程度の乗り換え時間があるので、そこまで焦る必要はあまりなかったようだ。
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途中、本来停まる予定だった二本木駅を通過。スイッチバック駅のため、時間が掛かるのだろう。
車掌は、二本木駅利用予定だった乗客は一旦新井まで行ってから妙高高原行きの列車で「戻る」ように、とアナウンスした。仕方がないとは思うが、なかなか大胆な措置だと思った。

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列車は約15分遅れで直江津駅に到着。ここからは再びJRに乗る。

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手前はほくほく線のHK100形、奥はE129系

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えちごトキめき鉄道のひすいラインの列車。こちらもまた、北陸新幹線の影響で誕生した路線である。
要は旧・北陸本線だ。

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8:31 快速の新潟行きが到着。
485系特急型車両である。

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北陸新幹線開業後の新潟と糸魚川を結ぶ「乗り得」列車。 
2017年3月4日のダイヤ改正で消滅してしまった。
北は北海道から南は鹿児島まで、全国各地の特急列車で活躍した485系の最後の定期列車であった。

私自身もそうだが、この列車を「狙って」きた客も多かった。 
そういった乗客以外でも、通勤・通学の足として利用されているようで乗車率も高かった。

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 左手に日本海を望む。たしか一昨日は瀬戸内海を見ていたなぁ... 
一度の旅行で違った雰囲気の海を見る機会は、なかなかない。

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 上越新幹線が見える。
長岡や新津を出ると、まもなく終点の新潟である。

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10:33 新潟到着。

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 さて、先ほど通過した新津で「磐越西線は乗り換え」とのアナウンスがあった。
磐越西線は、新津から会津若松を経て郡山に出る路線である。
乗り換え案内のアプリを開いてみる。
どうやら、磐越西線に乗っても「つながる」ようだ。
かなりの想定外だった。

冒険しようか…。
迷っているうちに、新津方面の列車の発車時刻が迫ってくるのであった。

つづく