或る旅2

おでかけ記録です。ライブドアからはてなに移転しました

春の山陰&三江線へ ④中国地方を東へ(最終回)



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三江線を降り、三次で「みよしライナー」に乗るべく一時間待ちをしている我々。
三次で一時間待ちをしろと言われても、果たして何を見れば…。
とりあえず駅の外に出てみようということになった。

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駅から歩いて5分程度のところで発見した謎のオブジェ...。
趣旨から何から全てが謎...。

観光名所と書かれているスポットも、ことごとく「10㎞先」とか「車で20分」とかである。
そんなこんなで一時間は気づいたら過ぎていたのだった。
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10:30発広島行きの芸備線、快速みよしライナー

2両編成の列車はディーゼル音を響かせ快走を見せる。
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途中の向原駅。対向列車との待ち合わせを行う。

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体感速度はなかなか速い。
広島市街に近づくと、山を下りているのを実感する。
丘の上に建つ住宅街など広島らしい風景が見られる。

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11:58 広島に到着。

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駅前の広電乗り場へ向かう。
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路面電車で市内を移動

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市民の足となっている路面電車

原爆ドーム前で下車
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私自身、原爆ドームの本物は初めて見たが、やはり衝撃的だった。
子供の頃から何度も聞かされてきた話だが、いざ目の前に現れると実感が湧く。
広島は中国地方最大の都市として発展してきた。
駅からここに至るまでの路面電車から見えた景色はまさに「都会」であった。
それでも、1945年8月6日には一瞬で焼け野原になり何万もの人が犠牲になったのだ。
原爆ドームの写真ばかり見慣れている我々だが、こうして実際に来てみると、この現在の広島の街中と原爆ドーム周辺との間で、空気の違いのようなものを実感できる。すなわち、あの忌まわしき出来事がこの大都市を壊して人々を苦しめ(のちにも風評被害などがあった)、それでも人々が立ち上がってこの街を復活させたという、この街の”歩み”をリアルに感じ取ることができるのだ。
原爆ドームに行く際には、ぜひ路面電車で「いまの広島」を眺めてみるべきだ。
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原爆ドームの近くにある相生橋。珍しいT字の橋である。
米軍はここを目標に原爆を投下したと言われている。

さて、再び路面電車に乗り広島駅へと戻る。
ちょうどお昼の時間なので昼食を取る。
せっかく広島に来たのだから、本場のお好み焼きが食べたいなぁ。
Google先生が「ひろしまお好み物語駅前ひろば」というお好み焼き店が集まった場所があると教えてくれた。
駅から徒歩数分の場所にあるビルの1フロアには、本当にいろいろなお店が入っていてどこからも良い匂いがしてくる。
...とはいえ、我々非広島県民には「違い」がわからない。
目の前にあったというだけの理由(大変申し訳ない)で、「電光石火」さんというお好み焼き屋さんに入る。
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時間も迫っていたので、スタンダードなお好み焼きを食べる(本当の目玉は違うそうだ…)
(語彙力と知識がないのでコメントができず申し訳ないのだが、)具材とソースが絡まって、とても美味しかったのだ...。
東京駅にも出店するそうなので機会があればぜひ食べたい。

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ここからは呉線を経由して東へ進む。
最新型の227系だ。
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呉に到着。
港の方まで歩いてみる。
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クレーンとその下には自衛隊護衛艦
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大和ミュージアム
せっかく目の前まで来たのだが、今回見学は時間的に厳しかった。
今度ゆっくりと見学したい。

呉から広へ移動。
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広で三原行きの列車に乗り換える。
乗り換えのダッシュに遅れ、我々は立ち乗りとなってしまった。
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巨大な造船所の横を通っていく。大迫力だ。
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瀬戸内海を眺めながら進んでいく。
列車は三原に到着。岡山方面の列車に乗り換える。
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途中の福山から快速に乗るのが速いようだったので再び乗り換え。

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岡山行きの快速列車。ファジアーノ岡山のラッピングがなされている。

岡山に到着。
が、まだ帰りまでには時間があるので寄り道をしていこう。
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 今回同行したN田くんのリクエストで四国に上陸することに...。
なんかこのノリ、昨年の年末にも経験したような...
 
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 快速マリンライナー高松行き。
日も暮れた瀬戸大橋を列車は突き進む。
約40分で我々は四国上陸を果たした。
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高松駅

もうこんな時間だ。夕食がまだだ。
せっかく香川に来たのだからうどんが食べたいなぁ。
Google先生は、ほとんどのうどん屋が夕方までに閉まっていると教えてくれた。
だが、1軒だけ駅から徒歩圏内に空いているお店が あったのである。
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駅から徒歩10分程の場所にある、「うどん市場」さんに駆け込む。
午後8時台に開いている讃岐うどん屋さんというのも多くはない。 
(語彙力と知識がなくコメントができないので申し訳ないが、)讃岐うどん特有のコシが味わえて、とても美味しかったのである...。
こちらのお店では 鶏のから揚げも名物だったようで、そちらも頂いた。

さて、夕食を取った我々は再び岡山に戻らなければならない。
岡山から寝台特急サンライズ瀬戸に乗るためである。
ただ、このサンライズ瀬戸、本来はこの高松から乗ることができたのだ。
まさか高松に来るとは思ってなかったから、きっぷは岡山からとしている(変更もできなくはないが)。
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 四国のLED発車標に「静岡」が表示されるというのもなかなか感慨深い。

さて、再びマリンライナーに乗り込み四国を後にする。
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岡山に再上陸...。
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22:34発の東京行き
さて、ご存じの方も多いかと思うが、この列車は岡山で連結・切り離しを行う。
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こちらが先ほど高松からやってきた「瀬戸」
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そしてこちらが、出雲市からやってきた「出雲」
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これらが連結をして、東京へと向かう…。
 
さて、私自身はこれが寝台列車初体験である。
この列車にはノビノビ座席という、特急料金のみで利用できるスペースがある。
シーツなどは用意されているが、本格的なベッドなどはない。
完璧な「寝台」ではないが列車を安く利用できることから、若者などを中心に人気の座席である。
だが、
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 今回私は荷物を置いただけでそこで寝ることはしなかった。
こちらのミニラウンジで時間を潰したのである。

なぜなら...
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静岡まで乗らないからである!!

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 東京まで乗っていく友人氏たちに、大阪で別れを告げる。
ちなみに、今回同行したS君は三ノ宮で降りている。 

私は深夜0時の大阪梅田を、ネットカフェを求めふらふら歩き出したのであった。
この続きはまた後日...?

春の山陰&三江線へ ~終わり~