海を渡って夏の四国九州へ ⑤長崎→静岡(最終回)
2017年8月24日
前回は鹿児島から熊本を経由して長崎へ到達した。
5日間に及んだ今回の旅行も、この日をもっていよいよ終了となる。
朝6時 長崎駅
6:03発 鳥栖行き
前回は肥前山口から佐世保線に入ったため、ほぼ一筆書きのような形となる。
右手に有明海。朝日が昇ってきた。
いま日本でも一番西の方にいるのだなと思い出す。
8:53 鳥栖到着。
ネットで調べると、54分に快速が来ることがわかった。
乗り換え時間的に厳しいかと思ったが、少し遅れていたようで普通に乗ることができた。
ただ、朝の時間帯である上に4両編成。車内は若干混みあっていたのであった。
9:28 博多に到着。
今回訪れた都市の中で、最も”大都会”な福岡。
さて、個人的にずっと関心のあったことがある。
バス...
バス...
バス...
博多駅前の路線バスの多さについては、ネットで見たことがあったのでどんなものかと思っていたが、想像を超えていた。バスが無限に出て来るのだ。
さて、福岡でもう一つ見てみたいものがあったので移動する。
福岡市営地下鉄に乗り、
天神の西鉄福岡駅へ。
西日本鉄道の車両も見たことがなかったので、この機会に見てみたいと思ったのである。
さて、入場券を購入して改札内に入ろう。
...が、券売機に「入場券」の文字がない。乗客以外はホームに入れないのだろうか。
きっぷ売り場の駅員さんに尋ねてみる。
「入場券はないですね、無料です。改札の係員に申し出てください」
なんと西鉄は無料でホームに入場できるようである。
改札で申し出ると、
「撮影ですね。出るときこれを持ってきて下さい」と、番号札を渡された。
そうしてお金を払わずにホームに入ったのであった。すごい。
駅構内は広々とした開放感のあるつくりである。
何となくホームも長いような気がした。
ホーム端に行ってみる。
複雑なポイントとその上に架かる高架道路。さまざまな要素が組み合わさって”美しい景色”が展開されている。
3000形の「水都」
こちらも3000形
さて、そろそろ時間なので移動したいのだが、この先食事のタイミングがないので福岡で食べていこう。
西鉄福岡駅にある、うどんのお店
福岡といえば、博多ラーメンが全国的には有名であるが、「○○○倶楽部」や「ブラ○○○」などのテレビ番組で知られる、大物司会者が「博多うどん」を推していた。
あいにく彼が薦めていたお店は開店前だったので、違う店ではあるが、ごぼう天ぷらのうどんを提供しているお店に入った。
「やりうどん」と名付けられたそれは、その名の通り槍のような長いごぼう天ぷらが乗っている。
今回の旅で一番最初に食べた、香川のうどんとは食感などはかなり違う。
とはいえ、最初の食事もうどん、最後の食事もうどんになるとは...。
そろそろ時間なので、天神から博多へ戻る。
車両は新型のJRの305系だった。筑肥線は地下鉄に合わせて直流電化である。
11:45発の快速門司港行きで小倉へ
813系は昨年末に乗った。
12:55 小倉に到着。
ここからは「課金」をして、なんとか当日中に静岡に到達させる。
13:04発 「みずほ614号」に乗車。
やはり速い。速度は金で買うものだ。
実はこれが山陽新幹線の初乗車だったりする。
カーブの多い東海道区間とは大違いだ。
14:32 岡山に到着。
九州から1時間半で岡山とは...9000円(学割)の価値は十分ある。
ここまで乗ってきたN700系
反対側には500系が停車中。
これも、実物は初めて見たかもしれない。
カッコいいけれど使いにくさから東海道区間からは追い出されてしまった。
次の「ひかり」に乗れば静岡に帰れるのだが…
さて、本州に戻ってきたので「もう終わり!」としたいところだが、赤穂線を経由したのでそれだけは書いておきたい。
115系湘南色。
赤穂線は、内陸を走る山陽本線とは異なり海沿いを走る路線である。
瀬戸内海を本州側から眺めながら進んでいく。
まもなく終点の播州赤穂。
ここからはアーバンネットワークすなわち「関西エリア」の電車となる。
223系の新快速野洲行きが列車の到着を待っていた。
ここから一気に滋賀県は野洲まで飛ばしていく。米原まで行ってくれればありがたかったが...
米原→浜松、浜松→静岡、といういつもの流れで、23:42に静岡に到着。
18きっぷをフルに使った5日間の旅行も無事に終わったのであった。
今回は47都道府県の制覇という目標があったので、それを達成できたのは大きかった。
西日本、特に四国や九州は自分にとっては全く馴染みのない地域だったので、実際そこがどんな場所でどんな空気が流れているかどんな人たちがいるのか、など、写真や文章だけではわからないものを感じられたかなと思う。
一応は全ての都道府県を回りはしたが、まだまだ行っていない場所はあるので引き続きそれを埋めていきたいし、今回行った場所でも時間の関係で寄れなかった場所はあるので、今後はぜひ訪れてみたい。
今回の移動距離について。
JR在来線+第三セクター+フェリー+新幹線を合わせて、
3141㎞
となった。
なお、松山や熊本の市内における路面電車等での移動はカウントしていない。
やはり5日も移動メインの旅行をするとそれくらいにはなるのかなとは思う。
さて、次はどこへ行こうか。
おわり
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