或る旅2

おでかけ記録です。ライブドアからはてなに移転しました

寒波迫る真冬の北国へ ①静岡→新潟

2018年12月末

テレビや新聞は「年末寒波到来」と報じ「帰省シーズンを直撃」などとの見出しが躍る。
鉄道や航空便をはじめとする交通機関は、大雪によるダイヤ乱れなどが懸念された。

そんななか私はわざわざ寒波の中に突っ込み、冬の東北を巡る旅を決行したのであった。
4日間をかけて、日本海側と太平洋側を行き来しつつ、北は青森を目指す。

なお、記載してある時刻は予定通りの時刻である。
当日は気象の関係で鉄道は遅れていたので、多少違う点があると思われる。

1日目のルートは
静岡→(東京)→高崎→東三条→吉田→新潟
というものだ。
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5:04 東静岡
ここから、沼津乗り換えで東京まで直通列車に乗る。
東京から高崎線に乗り換え、高崎へ。
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12:02 高崎
上越線でさらに北上していく。
静岡でも見慣れた211系だ(番台は違うが)。
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13:07
列車は水上に到着。大きな荷物を持った人々が乗り換えを急ぐ。
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ここからは新潟支社管内に入り、E129系だらけになる。
一日あたりの本数もかなり少なくなる。
13:40 長岡行きの普通列車は水上を発車した。
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文字通り「山の中」にある湯檜曽駅。一度降りてみたいが、いかんせん本数がないので行きにくい。
列車は長いトンネルを走る。
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「国境の長いトンネルを抜けると雪国であつた」
川端康成の『雪国』におけるこの一節はあまりにも有名だが、北関東と信越地方を分かつこの新清水トンネルを抜けたときの、銀世界が一面に広がる光景はまさに『雪国』で描かれたままである。
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途中の越後中里駅。スキー場の目の前である上、客車が連結されて置いてあるのがなんとも印象深い。

ここから列車は、越後湯沢、六日町、浦佐、などを通り北上していく。
終点長岡では新潟方面の列車が向かい側のホームに停まっており、すぐに乗り換えることができた。
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東三条駅に到着。ここから弥彦線に乗り換える。
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特に深い理由はなかったのだが、信越本線でそのまま新潟に行くのはやったことがあるうえ、越後線には一度も乗ったことが無かったので、こういった遠回りルートになっている。
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吉田に到着。四方向に線路が分かれている。
ここからは越後線の列車で新潟へ向かう。

夕方4時過ぎだったが、すでに辺りは真っ暗である。
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17:54 本日の目的地、新潟に到着した。
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新潟駅は高架改良工事を行っており、すっかり様変わりしている。
115系大国だったかつての新潟には地上駅舎がぴったりだったのだが、E129系が増えた今となってはちょうどいい感じにはなっている。
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磐越西線などへの直通列車。
国鉄気動車も、このなんだか不釣り合いな駅舎に収まっている。
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上越妙高からの特急「しらゆき」
かつて常磐線で主力だった特急列車は日本海側へと拠点を変えて再び主力として活躍している。
新潟駅E129系ばかりが発着する。E127系もほとんどがえちごトキめき鉄道へと渡っているとのことだ。
先述の115系もそうだが、やはり、国鉄形がマイノリティになっているなと実感させられる。
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雪がちらつく新潟駅

さて、新潟に来たのには一応”理由”がある。
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万代シティバスセンターの立ち食いスペースのカレーが旨いらしい。
そんな噂はたびたび耳にしていたが、最近はインターネットだけでなく全国ネットのテレビなどでも取り上げられるようになった。

特徴的なのはこの「黄色」だろう。
一見すると甘口のレトルトカレーのような色をしている。
受け取り口で厨房の様子を眺めてみたが、お皿に盛られたご飯にカレールーを盛りつけるだけで終った。こだわりがあるようにも思えない。
ところが、だ。
トンコツスープのベースがしっかりしている上に、スパイスが効いているのである。
わかりにくいかもしれないが、量も割としっかりある。
ワンコイン以下でこれを食べられるのはすごい。

...ここまで語ってはいるが、ここはバスセンター。要はバス乗り場である。
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薄暗く、お世辞に綺麗だとか御洒落などとは言えない雰囲気である。
椅子はなく、選挙の投票所みたいなテーブルが置いてあるだけだ。
しかし、食券を求める列は途絶えることはなく、老若男女問わず様々な人々が食事をしている。

なお、食券は画像右手の食券機で購入する。新潟駅の方向からバスセンターに来ると、同じスペースにある他の店の食券機のほうが先に目に入るので注意が必要だ。

営業時間も19時までと早めである。
実は新潟入りはこれに合わせていたりする...。

さて、そんなところで一日目の終了である。
明日は日本海側をさらに北上する。
いよいよ寒波のど真ん中に突っ込んでいく...。

つづく

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